ボトックスで失敗はしたくない!知っておくべきボトックスの基礎知識

小顔効果や気になるシワとり、アンチエイジング効果で注目されているボトックス。とても興味はあるけれど、失敗談も耳にするからなんだかコワイ……。ボトックスで満足のいく効果を得るためには、ボトックスについてきちんと知っておくことが大切。そもそもボトックスってどんなものなのか、失敗しないためにもしっかり学んでおきましょう。

ボトックスが注目をあつめる理由は3つの効果にあり!

ボトックスとは、ボツリヌス菌という細菌の毒素から作ったワクチンのこと。筋肉と神経の結合部分に作用するため、体内に注入することで部分的に筋肉の動きを弱め、筋肉のバランスをコントロールして、さまざまな美容効果を生み出します。

シワの軽減や小顔など、美しさに敏感な女性にとって気になる部分に大きな効果が期待できることから、注目を集めているのです。

効果1:気になるしわを改善!

眉間や額、目尻などにできる「しわ」。表情じわと呼ばれるこれらのしわは、多くの女性が抱えるお悩みの一つです。年齢を重ねれば誰にでもできてしまうものでもあり、そのしわがとてもチャーミングなおばあちゃんもいるけれど、深く刻まれた眉間のしわ一つでとたんに老けた印象になってしまうことがあるのも事実です。

表情筋の過剰な動きを弱めることで、このしわを目立たなくするのに効果的だと言われるのがボトックス注射です。1回の施術で約3〜6ヶ月間のしわとり効果が、また定期的に接種すれば将来のしわ予防にも効果があると言われています。

効果2:多汗症やワキガの悩みを軽減

ボトックスには、筋肉の動きを弱めるほかに、神経の末端の伝達をブロックするという効果もあります。その効果を応用することで、多汗症の悩みも改善できるそう。汗は気になるけど手術はイヤ、という人々から特に注目を集めています。

そのメカニズムは、脇の下にボトックス注射を打つことで、汗の分泌をコントロールしている「アセチルコリン」という伝達物質の分泌を抑え、汗の分泌を抑制するというものです。汗の分泌が減れば、気になる匂いも軽減されるというもの。個人差はありますが、効果は6ヶ月程度続くと言われています。

効果3:エラを改善してすっきりした小顔に!

すっきりした小顔に憧れつつ、鏡に映るエラの張った我が顔にため息をついてしまった経験、ありませんか? エラが張っている原因の一つが、長年の噛み癖などで、必要以上にエラの筋肉が発達してしまっていること。

奥歯をかみしめたとき、耳の下にぼっこりふくらみが出ているなら、このタイプのエラ張り顔の可能性が。エラの筋肉とは、奥歯をかみしめる時に使われる咬筋のことです。ボトックス注射で咬筋の収縮を抑えると、輪郭がシャープになり、小顔効果が期待できます。

また、そもそも咬筋は奥歯をかみしめる時に使われる筋肉なので、その動きが抑えられることで、歯ぎしりが改善したという例も。

やっぱり気になる! 知っておくべき副作用

安全性が高いと言われるボトックス注射。美容に効果的なのは分かったけれど、「ボツリヌス菌」なんて怖そうな名前や、筋肉の動きを弱めるという効能を聞くと、やっぱり「毒」を体に入れるなんて…と誰しも不安になるもの。考えられるボトックス注射の副作用について、しっかり学んでおきましょう。

注射部位周辺の筋力低下を引き起こすことが!

ボトックス注射は、顔の筋肉の動きを弱めてシワを目立たなくするもの。そのため、効果が出過ぎてしまうと、周辺部位の筋力低下を引き起こすことに。たとえば表情が作りにくくなって、無表情に見えてしまうのも筋力低下が原因。顔の表面が突っ張って、不自然な表情にみえてしまうこともあるようです。

額へのボトックス注射で見られる代表的な例は、額や眉間の筋肉が動きにくくなることで、まぶたが重くなる眼瞼下垂(けんがんかすい)です。二重の人が、奥二重や一重に見えるようになってしまうことも少なくありません。眉尻が上がってつり眉になってしまったり、逆に眉が下がって目が細くなり、きつい印象になってしまうことも。

問題は、これらの副作用に対してできることは、何もないこと。ボトックス注射の効果が続く3〜6ヶ月の間はじっとがまんし、その効果が消えるのと同時に副作用の症状が消えるのをただひたすら待つことだけしか、対処のしようがないのです。

注射特有の痛みが伴う

ボトックスの施術は、注射器による注入。注射特有の痛みは避けられません。また顔面への注射であること、また筋肉内に注入するいわゆる「筋肉注射」であることが多いため、通常の注射よりも痛みを感じる人も多いよう。薬が体内に入ること自体に痛みを感じたり、注射する部位によっても痛みの感じ方が異なるなど、痛みの感覚はひとそれぞれです。ただしこれらの痛みはそのときだけのもので、一般的には長引くものではありません。

極細の針を使用したり、麻酔を使ったりなど、病院によっては痛みを和らげるさまざまな工夫をしている病院もあるので、痛みに不安がある場合は、事前に相談してみるのがおすすめです。

内出血や腫れがでる場合も

ボトックスに限らず、注射を打つことで内出血が起こる場合があります。顔へのボトックス注射でも、この内出血を100%完全に防ぐことはできません。さらに内出血がひどくなると、腫れが出ることもあります。

内出血や腫れがほとんどない場合でも、熱いお風呂に長時間入浴したり、サウナや岩盤浴などで全身の血行がよくなると、内出血や腫れを引き起こすことも。ボトックス自体が熱に弱いという性質も持っているため、効果を十分に引き出すためにも、注射した当日はとくに、体を温めすぎないようにしたいものです。

万が一、内出血や腫れが出てしまった場合でも、1〜2週間で引いてきます。数日間は冷やすことを心がけ、メイクでカバーしましょう。また、頭痛や発熱など、風邪のような症状があらわれたり、ごくまれに、アレルギー(アナフィキラシー様症状)などの症状が出る人もいるそうです。万が一体調に変化を感じたら、すぐに病院に連絡しましょう。

ボトックスの失敗例に多い、失敗の原因とは?

決して安いとはいえない、ボトックス注射。高額な治療費を払ったのに、失敗してしまった…。そんな悲しい結末を迎えないためには、失敗しないための方法を知ることが一番! 失敗例の多くに見られる原因から、その方法を探りましょう。

原因1.使用量の間違いで、思わぬ副作用が!

ボトックスで失敗する原因の多くが、量が多すぎたり少なすぎたりという注入量のミスだといわれます。量が少なすぎるミスなら、効果が見られないだけなので、経過を見ながら量を増やすことで改善できます。次のような症状が現れた場合、それは使用量が多すぎたことに原因があるかもしれません。

  • 頬や目尻の筋肉が動かなくなってしまい、顔がつっぱり、引きつったような不自然な笑顔になったり、能面のような無表情になってしまった
  • 目の周りのシワを治療したところ、まぶたが垂れ下がってしまった
  •  エラの筋肉にボトックス注射したところ、効果が出過ぎて逆にエラ骨が目立つ顔になってしまった
  •  噛む力が弱くなり、奥歯で物を噛むことがうまくできなくなった

原因2.保管方法の間違いで、効果が出ない!

ボトックスは、冷凍保存しなければいけない薬剤です。熱に弱いため、冷蔵や常温で保管し、一度でも溶けてしまうと、その効果は一気に失われてしまいます。経験の浅いクリニックでは、その保管が徹底されていないことがあったり、あるいは原価の安い薬剤の場合、冷凍で配送されていないことがあるとか。

こうした薬剤を使用しても、当然のことながら、その効果を期待することはできません。あるクリニックでは効果のでなかった患者が、ほかのクリニックではきちんと効果が得られる、という症例の場合、はじめに行ったクリニックで使われた薬剤が、こうした保管時のミスによって効果の失われたものだったと考えられるケースもすくなくないそう。

原因3.未熟な医師による施術がさまざまなトラブルを引き起こす

ボトックスは顔にある筋肉、表情筋の動きを抑えることで、シワ目立たなくする治療法。顔の表情を司る表情筋は、首から上に30以上あるので、正確な場所や適量の注入には、医師の技量がとても大切です。そのため本来、ボトックス注射を行う医師には、解剖学的な表情筋の知識はもちろん、注入するポイントや深さ、表情の使い方、皮膚の質など、さまざまな知識と判断が求められます。

しかしながら、修正の難しい美容外科手術とは違って、半年〜1年後くらいには、自然に治ってしまうことから、気軽にはじめてしまう経験の浅いドクターも少なくありません。先に紹介した、使用量の間違いや保存方法の間違いといった原因も、医師の未熟さが招いていることがほとんどです。時間の経過で自然に元に戻るとはいえ、やっぱり思わぬ結果は招きたくないものですよね。

知識と経験のある医師を選ぶことが何よりも大切!

さまざまな美容に高い効果が期待されているボトックス注射。ボトックス自体は安全性が高く、副作用は出にくいと言われていますが、失敗例からも分かるように、失敗してしまう原因のほとんどは、医師の知識や経験不足によるものが多いのが実情です。

ターゲットである筋肉や組織だけに効果が出るよう、注射の部位や深さ、量などを適切に判断できるのは、必要な知識と経験を積んだ専門医師だからこそ。ボトックスの効果が切れれば副作用も消えるとはいえ、顔への副作用は、やはり避けたいものです。

副作用やリスクなどの心配や不安に対して、きちんと説明し、不安を解消してくれる信頼できる医師とクリニック選びこそ、副作用をできるだけ回避し、最大限の効果を得るための一番の近道だと言えそうです。

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