【糖質0ビール】本当に太らない?糖尿病の心配は?あなたの疑問にお答えします♪

缶に糖質オフや糖質0と書かれているのを見たことありませんか?ビール腹なんてなりたくないし、美容も健康も気になるけど家事や仕事終わりのビールが美味しくてやめられない!そんな声を受けて近年続出してきている新ジャンルビール。はたして本当に太らないんでしょうか?味わいだって気になりますよね。そんな糖質0ビールについてご紹介!

はじめに

メタボリックシンドロームの早期発見を目的とした「特定健診の義務化」が導入され、生活習慣を気にする人々が増え、健康志向は年々高まりつつありますよね。

ビールの缶に「糖質○○%オフ」や「糖質0」などという文字が書かれているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。一見はなんだかとても体に良さそうで、太る心配もなく安心してたくさん飲めてしまいそうですよね。

でも、はたして本当にそうなのでしょうか?それに、そんなに色々減らして味は美味しさを保てるんでしょうか?

そんな糖質0ビールについてこれから少し詳しく見ていきましょう。
大手4社が独自の技術で作り上げたという味や香りの特徴を含めた、糖質0ビールの厳選商品もご紹介します♪

ビールって何で出来てるの?

そもそもビールって何で出来ているのかご存知ですか?ワインは主にはぶどう、焼酎はイモや麦や米など様々な種類がありますよね。ではビールは何で出来ているんでしょう?
これがビールの糖質についての話につながるので、まずはビールの正体を押さえておきましょう!

ビールとは~ビールの歴史と分類~発泡酒・新ジャンル・ビールテイスト飲料~

ビールの歴史を紐解いていくと、紀元前4千年前に作られていたと記録されているので、相当古い歴史があるようですね。また1516年には、粗悪な内容のビールの流通や、食用小麦がビールの原料にされる事によって起こる食料不足を防ぐため、バイエルン公ヴィルヘルム4世が「ビール純粋令」を発令し、ビールの原料には、麦芽とホップと水しか使わないようおふれを出した、という話まで存在するほど広く民に親しまれてきました。

ちなみに日本では、酒税法によってビールの定義が定められています。
(1) 麦芽、ホップ、水を原料として、アルコール度数20度未満で発酵させたもの。
(2) 発酵させる原料は、麦芽、ホップ、水及び麦など、政令で定めるものであること。ただしアルコール度数が20度未満、原料中の定めるものの重量の合計が麦芽の重量の半分を超えないもの。

また、見た目はビールと非常に似ている、「発泡酒」と「新ジャンル」と呼ばれる種類がありますが、内容は、麦芽の使用量が少なくなる、つまりその他の政令で定める物品(麦、コメ、とうもろこし、馬鈴薯などのデンプン、糖類など)を麦芽の半分の量を超えて使用すると、「発泡酒」という定義づけになります。

「新ジャンル」は、発泡酒にスピリッツなどのアルコール飲料を加えたものや、麦、麦芽以外を原料として作ったものを言います。

またアルコールを含まない、アルコール0.00%の「ビールテイスト飲料」も近年登場してきています。アルコール分は全くありませんが、味や香り、飲みごたえはビールを目指してつくられていて、アルコールが飲めない人でも楽しめる大人の飲み物として人気があります。

糖質の正体!ビールの主成分

ビールの主な原料は水の他に、デンプン類が使われています。ビール酵母、ホップ、そして麦芽などがそれにあたります。ほとんどが大麦の麦芽を主原料としていますが、副原料としてはトウモロコシやアサ科のホップ、米、などが使われています。これらがまさしく糖質です!

ちなみに糖質とは、炭水化物から食物繊維を抜いたもののことで、甘い物だけでなくご飯やイモに含まれるデンプンも含みます。

このデンプン源を何にするかで、そのビールの濃さや風味が変わってくると言われており、味の決め手ともいえる重要な存在です。

具体的に言うと、米やコーンスターチはたんぱく質が少ないという特徴があり、そのため濁りや雑味がなくとても優れた原料としてほとんどに使われています。また、麦芽の特徴を強く出し味わいのあるビールにするには副原料を使わず、副原料を使うとタンパク質やアミノ酸などが少ないすっきりした味わいのビールとなるようです。

そして大麦が主流に使われているのには製造工程に理由があります。簡単にいうと、アルコールができるプロセスとは、糖質が酵母によって分解され、炭酸ガスとアルコールが作られるということです。

麦にはデンプンが豊富に含まれており、これを分解して糖質に変えると、酵母の働きでアルコールが生成されます。しかも麦には、アミラーゼという、デンプンを糖質に変えるために必要な酵素も同時にたくさん含まれているので、他のビールの主原料には大麦(麦)が広く使われているんです。

ちなみに、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、アルコールのカロリーは、エンプティカロリーといって身体には残らず、脂肪になりません。なので アルコールは太らないと言われているんですね。

糖質0でも太る理由の欄で詳しく書きますが、これは”アルコールのカロリーは70%ほどしか代謝されないのではないか、また普段私たちが必要とする栄養素とは違うので栄養にはならない、”という研究結果によるもののようですが、 アルコールの代謝にはかなり個人差がありますし、ビールのカロリーの1/3は糖質のため、飲みすぎるとこれが脂肪に変わる可能性があるということでしょう。

糖質をなくしても味は変わらないの?企業の努力が秘訣です

これは、残念ながら変わるとしか言えないそうです。それでも、ダイエットや糖尿病のために糖質を控えたい人たちはたくさんいて、その声に応えるために企業が努力をし続け、様々な商品を生み出しています。

ビールの主成分のところでも触れましたが、ビールの味は主成分であるデンプン質に大きく左右されています。キーポイントである麦芽によって、私たちはビールを飲んで美味しい!と感じます。つまり麦芽が多ければ多いほど飲みごたえやビール本来の美味しさが増します。

ただし、麦芽はデンプンなので多くなると高糖質になってしまいますね。

とある企業によると「糖化」という工程の中で麦芽を削るそうなんですが、ここで酵母が糖を食べることが出来る状態にします。その時にいかに食べやすい状態にするかが重要らしいです。(糖化とは酵素アミラーゼがデンプン質を分解し、甘い麦汁(糖質)を造る仕込みの過程)

さらに、使える範囲で最大限に麦芽を使っても飲みごたえが弱く、それをカバーする必要があるため、アミノ酸と糖に熱をかけてコクを出すブラウニングという技法を用いているそうです。

それでもまだ味わいを引き出す苦味が必要で、それにはホップ大きく影響しているんですが、それを受け止めるベースがないと今度は苦味ばかりが目立ってしまったり、麦の香ばしさを出すのも困難なことだそうです。

なんだかものすごく難しい苦労を重ねて生まれてきていることが、なんとなく分かりますよね。
そんな数々の努力の上に糖質オフや糖質0のビールの美味しさはあるんです。

糖質0は本当に0?

さて、多大な研究の上に生まれた糖質0ビールですが、はたして本当に糖質が全くないんでしょうか?

答えは、0のものもあるし、微量に含まれているものもある、です。厚生労働用の栄養表示基準では、100ml中に0.5g以下であれば「無、ゼロ、ノン、レス」の表示が許可されています。ちなみに、100ml中2.5g以下であれば「低、ひかえめ、小、ライト、ダイエット、オフ」の表示が許可されています。

つまり、表示だけでは全くないとは言い切れないんです。

糖質0の落とし穴!糖質0でも太るのはこれが理由

アルコールにカロリーがある!

気をつけなければならないのは、例え糖質が0のビールでもアルコール自体にカロリーがあるので、いくら飲んでも太らないというわけではないということです!炭水化物やタンパク質の4kcal/1gに比べると、アルコールは7kcal/1gですので、確かにアルコールのほうがカロリーが高いです。

ビールの主成分のところでも触れましたが、このカロリーは体に蓄積しにくいとは言われています。しかし、アルコールには内臓脂肪を蓄積を促すホルモンの分泌や、食欲を増進させる効果があるのです。

また肝臓で分解される時に中性脂肪が合成され、この中性脂肪の値が高くなると、善玉コレステロールが減って動脈硬化が起こり、メタボリックシンドロームを引き起こすそうです。

つまり、アルコール自体で太ることが例えなくても、アルコールによって太りやすくなり、生活習慣病になりやすくなるという危険性はあります。

またお酒は、度数が高くなるにつれてカロリーも高くなります。それはアルコール度数がカロリーと関係しているためです。アルコール類の目安をあげると、缶ビール1本(350ml)→約140kcal、焼酎1号(180ml)→約260kcal、ウイスキーシングル(30ml)→約70kcal、ワイン1杯(120ml)→約85kcalです。

カロリーだけを見ると焼酎の方が高いですが、飲む量で考えると意外とビールは量が多くなりがちです。その点にも注意しながら飲むよう心がけたいですね。

おつまみや締めの食べ合わせが危険!ビールの性質故の悩み

どんなにお酒のカロリーや糖質を抑えても、おつまみをたくさん食べたら太ってしまいます。しかも困ったことに、炭酸には食欲を増進させる効果があるとも言われています。食前に飲んで満腹感が得られるのなら良いのですが、食欲増進は困りますよね。

さらにビールは揚げ物などの油ものとの相性がばつぐんで、さらに塩気との相性も良いと言われています。味の濃いおつまみと一緒に飲むと、よりおいしくたくさん飲めてしまう!なんて美味しいのは良いけれど、セーブしたい身には困った話です・・・。

しかも、アルコールを摂取すると、肝臓のグリコーゲン(糖分)が燃焼されて身体中にいきわたります。そうなると脳は、糖分はもう十分だと判断してしまい、使われない糖は脂肪として蓄えられていきます。糖分をどんどん使い、さらに糖分が脂肪に変わってしまうので、血液中の糖分が不足していき、その結果、今度は糖が足りないとスイーツやラーメンなどの炭水化物が食べたくなるのです。

飲み会の後に無性にラーメンやお茶漬けが食べたくなるのはこれが原因。このサイクルはなかなか厄介なので、くれぐれもご注意くださいね。

糖質0ビールで血糖値は本当に上がらないのか?

結論から言うと、糖質がなければ血糖値が上がることは無いようです。ただし、アルコール自体が糖尿病の方へ重大な影響を与えるので、その点には十分注意が必要です。

例えば、アルコール摂取による低血糖を引き起こす可能性があります。摂取されたアルコールは肝臓で分解され、肝臓にあるグリコーゲンは、血糖値が低下した場合ブドウ糖に分解され血中に放出されます。

アルコールが入ってくると、糖の分解よりアルコールの分解が優先されますので、肝臓からの糖の放出は抑えられます。ですので、アルコールによって低血糖症状が起きるのは、血糖値を下げる薬を服用しているときにみられる可能性があります。
また、アルコールが肝臓に負担をかけることはご存知の方も多いと思いますが、肝臓に負担をかけるだけでなく、血糖値の要であるインシュリンを分泌する膵臓の細胞も破壊されるという指摘があります。ですので、糖尿病の方は医師に相談の上飲まれるようにしてください。

糖質0ビールのご紹介

それでは最後に糖質0のビールをいくつかご紹介します。今回はアルコール分のないビールテイスト飲料と微量でも糖質が含まれている銘柄は除き、100mlあたりの糖質が0gのビールのみをご紹介!お酒は飲みたいけど糖質が気になるあなた、好みのビールが見つかると良いですね♪

アサヒスタイルフリー

糖質0のパイオニアと呼ばれる発泡酒です。厳選したホップを贅沢に使用し、豊かな香りと味わい、すっきり爽快な飲みやすさを実現したとのこと。2007年3月の発売以来、当初売り上げ予想の600万ケースを上回る830万ケースを売り上げるほどの大人気商品となったのです。

2008年にはメタボリックシンドローム健診が義務化と他社の参入も視野に入れ、CMタレントに女優の井川遥さんを起用してイメージを柔らかくしたり、250ml缶を発売してより気軽に楽しめるようにするなど、独自の歩みを進めていっています。アルコール分は4%、カロリーは24kcal、糖質は0g、プリン体は3.6mg(全て100ml中)です。

アサヒ アクアゼロ

超快感なキレ味が最大のポイントの新ジャンルのビールです。発酵度を高めることで、アルコール分が4%であるのにもかかわらず、満足できる飲みごたえを実現しているそうです。

また、レイトホッピング(二段階で仕込む工程)の段階で、上質で爽快な香気を持つドイツ産の「サフィアホップ」を採用し、スッキリとした味わいを実現したというところが最大の特徴です。アルコール分は4%、カロリーは27kcal、糖質は0g、プリン体は1.3mg(全て100ml中)です。

サッポロ 極ZERO

サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ)」は「ゴクZERO製法」という新製法を採用して、ヘルシーさはもちろん、ゴクゴク飲める軽快なのどごしの良さとコクを同時に実現し、さらに後味もスッキリと爽快な飲みごたえにこだわった、開発に約4年を費やしたサッポロの自信作です。「糖質0」だけでなく、世界で初めて「プリン体0」を実現。機能系新ジャンルの商品です。

アルコール分は4%、カロリーは26kcal、糖質は0g、プリン体0g(全て100ml中)です。

キリン 濃い味〈糖質0〉

「キリン 濃い味〈糖質0〉」は、キリン独自のコク味付与技術を採用し、パンチの効いた深みのある味わいとボディ感をつくりあげると同時にカロリーオフも実現したビール好きのための商品です。

ファインアロマホップ、アロマホップによる確実な苦味が実感でき、ビール好きも納得の味わいに仕上げていることが最大の特徴で、カラメル麦芽による香ばしさもさらに深みをひきたてます。

こだわりのパッケージには「濃い味〈糖質0(ゼロ)〉」というネーミングを前面に出し、白と金色を基調とした上質感のあるビール感満載のデザインになっています。アルコール分は2.5%以上3.5%未満、カロリーは19kcal、糖質は0mg、プリン体は1.8mg(全て100ml中)です。

キリン・ゼロ

キリン・ゼロは、うま味、こく味のもととなる副原料の使用量を増やすことで、香りとうまみをより一層引き出すことに成功したところが特徴的な発泡酒です。

「糖質ゼロ」を実現したのはキリンビール全商品のなかで最高の発酵度を達成したからです。またカロリーを抑えることにも成功したのがキリン・ゼロです。アルコール分は3%、カロリーは19kcal、糖質は0g、プリン体は2.1mg(全て100ml中)です。

おわりに

いかがでしたか?糖質0ビールのことを知る有益な情報は何かありましたか?糖質はもちろん、ビールの望ましくない副産物とされている「プリン体」や「カロリー」をカットした商品も続々と出てきていますので、ご自身の体や好みに合ったビールを見つけて、楽しく飲んでくださいね♪

ただし、ビールテイスト飲料以外はアルコールを含んでいるので、その注意点だけは忘れずに、ほどほどに☆