朝起きて、自分の顔のテカリにうんざりしてる人は、女性だけでなく、男性も同様にもいるのではないでしょうか。朝も夜も夏も冬も、顔が年中テカテカしている身からすると、これって一生続くのかと悩ましい限りです。

皮脂の原因は毛穴の中にある皮脂腺です。しかし、体中に毛穴があるのに、どうして顔だけこんなにテカテカするのでしょうか。年をとれば代謝が衰え、皮脂腺の活動も収まってくるのでしょうか。

皮脂の分泌は1日1g~2g程度とされています。また、一般的には女性は10代~20代、男性は30代~40代がピークで、それ以降は下降していくといわれます。しかし、年をとっても一向に皮脂量が減る気配が感じられません。皮脂の分泌は年齢だけなく、そのほかにも原因がありそうです。

顔のテカリの原因は

皮脂の過剰分泌

皮脂は肌を弱酸性に保ち、ウイルスの侵入を防いだり、紫外線から肌を守ったり、大変重要な役割があります。皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されるのですが、あることが原因で皮脂腺が刺激されると、過剰にが分泌されてしまします。

しかし、皮脂の過剰分泌の原因は一つではありません。食事やストレス、乾燥など、さまざまな理由で引き起こされていきます。

もともと脂性肌

顔には20万個の毛穴があるといわれます。顔の中でも特にTゾーンは脂漏部位と呼ばれ、皮脂腺がとくに発達している箇所です。また、生まれつき毛穴の数が多い人もいて、遺伝的に毛穴の数の多い人は皮脂の分泌量が増えてしまいます。

さらに、毛穴のない「独立皮脂腺」というものも存在します。例えば唇やまぶた、頬粘膜などには、毛穴はありませんが、直接開口する皮脂腺だけが独立してあるので、毛が生えていなくてもテカテカしているのです。

保湿の足りない乾燥肌

皮脂の役割は皮膚のバリア機能だけでなく、水分の蒸発を防いだり、皮膚にエモリエント効果を与えたり、肌を滑らかにする役割があります。皮膚が乾燥していると感じると、皮膚のホメオスタシスによって保湿をしようする力が働き、皮脂が過剰に分泌されることがあります。

顔がテカテカするからといって皮脂を取り除き過ぎると、より皮脂が出すぎる原因となってしまいます。皮脂が出すぎると感じるときは、乾燥が原因かもしれませんので化粧水などで保湿を心がけましょう。

男性ホルモン

そもそも皮脂腺はなぜ過剰に刺激されるのはなぜでしょうか。それは「男性ホルモン」の影響です。私たちの体にはストレスを感じると、副腎皮質から男性ホルモンが生成されて、ストレスに耐えようとします。それ自体は正常な生体反応ですが、この男性ホルモンは一方で皮脂腺を過剰に刺激するのです。

また、女性の男性ホルモンと呼ばれる「黄体ホルモン」も、皮脂を過剰に分泌させる原因となります。
黄体ホルモンは生理前に分泌されるのですが、生理前にニキビができたりするのは、このホルモンの影響なのです。

脂性肌の対策

脂性肌用洗顔料を使う

脂性肌の人の特徴は、過剰な皮脂の分泌のせいで、角栓が溜まりターンオーバーが滞っている可能性があります。そこで、皮膚の老化した角質を除去するパパイン酵素入りの洗顔料などを使いましょう。コーセーから発売されているソフモティ酵素洗顔は値段も手ごろです。

また、皮脂の分泌が盛んな夏は、弱酸性の洗顔料よりは微アルカリ性の洗固形石鹸を使って、洗浄力を重視するのも良いでしょう。

男性用の洗顔料には、マンダムや無印良品のスクラブ入り洗顔が人気のようです。スクラブ洗顔料は、刺激が強すぎることがあるので、使う際はごしごしこすらないように気をつけてください。

さっぱり系・収れん化粧水を使う

脂性肌の人は、毛穴が開き、鼻から両頬にかけて赤くなっていることがあります。この赤みは、毛細血管が広がっているためで、この状態が続くとやがて皮膚がくすんできたりします。また脂性肌の人は、肌のキメも粗く、毛穴が開いてしまっています。

そこで、収れん作用のある化粧水で毛穴を引き締め、毛細血管を収縮させましょう。収れん化粧水に含まれるパウダーが余分な皮脂を吸着するので、サラサラ感が続きます。アットコスメやドラッグストアでは安いもので600円くらいで販売されています。

男性用の化粧水は、ニベアやメンズビオレなどの薬用系が人気です。男性もしっかりと毛穴を引き締めていきましょう。

あぶらとり紙よりティッシュで除去

皮脂の取り過ぎは、余計に乾燥を引き起こすと言うことは前に述べました。あぶらとり紙は非常に脂の吸収率が高くとても優秀ですが、ついついたくさん使ってしまいがちです。

そこでおすすめなのがティッシュペーパーです。ティッシュペーパーなら、余分な皮脂はとりながらも、2割程度は皮脂を顔に残すので、皮脂の摂りすぎによる乾燥を防ぎます。

乾燥肌の対策

保湿をしっかりさせ乾燥させない

肌の保護には保湿が不可欠です。脂性肌と乾燥が混在している肌は、皮脂を取り過ぎない弱酸性の石鹸を使うと良いでしょう。化粧水は決して高いものを使う必要はありません。

コスメサイトの「アットコスメ」によると、人気の化粧水の中には、無印良品などの比較的安い商品もいっぱい。肌に合うなら、できるだけ安い化粧品を贅沢に使いたいですね。

日中もこまめに保湿

洗顔の後の保湿はきちんとするけれど、昼間の保湿は面倒くさくて怠りがちですよね。しかし、昼間の肌は冷房や紫外線のせいで、意外と乾燥していますので、昼間も保湿が大切なんです。

そこで、日中の保湿に便利なのは、ミスト状の化粧水です。例えばエビアンやアベンヌのミストウォーターなど、顔にかけるだけでも充分効果があります。お値段もそれほど高くないので、1本携帯していると便利ですね。

メイクを長持ちさせる顔のテカリ対策

ローションパックでしっか

まず、化粧崩れした部分をコットンでふき取ります。そして、コットンにローションをたっぷり含ませ、皮脂が気になる部分に乗せます。コットンを長く顔に乗せすぎると、逆に乾燥してしまいますので、10分以内で充分です。

乳液をつけ水分を逃さぬよう蓋をしたあとファンデーションをつけると、しっかりした仕上がりになります。

部分用化粧下地で予防

部分用化粧下地には、皮脂と混ざらないように、樹脂加工されている成分が配合されているものがあります。長時間メイクを保ちたいなら、おでこや鼻の部分に、部分用化粧下地を使うことをおすすめします。

ただし、皮脂と混ざらないということは、メイク落としにもしっかり行わなくてはいけません。専用のメイク落としやクレンジング剤を使ってしっかりと落として下さい。

パウダーファンデを使う

脂性肌には、リキッドファンデーションよりもパウダーの方がおすすめです。リキッドは毛穴を埋めてくれますが、どうしても厚塗りになってしまいます。また、中からあふれ出てくる皮脂まで抑えるものではないので、化粧崩れもしやすいのです。

パウダーファンデーションなら、化粧下地をしっかりした上であれば、おでこや鼻、頬に軽くポンポンと載せるだけで、充分に毛穴もカバーできます。

オイルコントロールパウダー使う

脂性肌の方は、オイルコントロールパウダーもおすすめです。コンビニやドラッグストアでよく見るプチプラコスメは「KISS」や「チャコット」などが人気。値段も手ごろなので購入しやすです。

また、色がつかないベビーパウダーは、男性にも使えます。コットンの間にはさみを入れて、染み込ませて持ち歩けば、便利に使えます。

テカリ予防には

食生活を見直す

脂肪分と糖質の取り過ぎは、皮脂分泌を過剰にます。糖質を取りすぎると脂肪として蓄えられ、結果、皮脂の分泌を促します。また、脂肪分は皮脂の原料となるトリグリセリドになりやすことがわかっています。

糖質の代謝にはビタミンB1を多めに摂取し、糖質をたくさんエネルギーに変えて、脂肪にしないようにしましょう。また、ビタミンB2は脂質の代謝に、また、ビタミンB6は皮膚の新陳代謝を促進する働きがあるので、こまめに摂取したい栄養素です。

ビタミンB1が豊富な食品は、ほうれん草や豆類、豚肉にも豊富です。ビタミンB2は卵や魚、チーズなどに多く含まれています。ビタミンB6はアボカドやサツマイモに多く含まれますので、サラダなどで頂くのもいいですね。

早く寝て、肌のゴールデンタイムを利用する

健康な肌となるためには、休息が必要です。睡眠中に毛細血管から細胞へ栄養が送られ、新しい細胞が生まれます。肌の新陳代謝のことを「ターンオーバー」といいますが、ターンオーバーは夜10時から夜中2時ごろにかけて活発になることから、この時間帯を「肌のゴールデンタイム」と呼びます。

健康な肌には約7時間の睡眠が必要といわれています。しかし、いくら睡眠時間が長くても、夜更かしをしたり、昼ごろまで寝ているという生活をしていると、健康な肌は作られません。肌のゴールデンタイムがピークを迎えることには、深い眠りについているように早めに寝ることが大切なのです。

ストレスをためない

ストレスによって、副腎皮質からテストステロンという男性ホルモンが生成されます。人間がストレスから心身を守るには、なくてはならないホルモンですが、テストステロンが過剰に生成されると、皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を過剰にします。

また、ストレスをためて暴飲暴食などすると、肝臓に負担がきます。肝臓には栄養を貯め込む機能がありますが、暴飲暴食によって弱った肝臓は、上手く栄養を貯め込むことができなくなります。肝機能が弱まると、黄体ホルモンが過剰に生成されることがあり、これもまた皮脂の過剰分泌の原因となります。

まとめ

肌のテカリは、外からのケアだけでは足りず、普段の食生活や生活習慣も大切だということが分かりました。また、これまでなんとなく肌によさそうな化粧品ばかり選んでいた方も、これからは、皮脂に特化した化粧品を選んでみてくださいね。だいぶ改善されると思います。

また、これ以外にもお風呂に入って毛穴を開かせると、余分な皮脂が排泄されますので、日ごろできることから始めて行きましょう。今年こそテカリのない肌を目指していきたいですね。