【メタボリックシンドローム】診断基準や原因と予防策・治療法、招き得る怖い病気についてなど詳しくご紹介します!

今や知らない人はいないであろう「メタボリックシンドローム」。気にしている人も多いと思いますが、メタボリックシンドロームってどんなものなのか詳しく知っていますか?なんとなく中年期の太った人だと思ったりしていませんか?今回はメタボリックシンドロームの診断基準や原因、予防や対策、治療法、メタボリックシンドロームが招き得る病気などについて具体的にご紹介します。日頃からの心がけが大切ですよ。

メタボリックシンドロームとは 

メタボリックシンドロームという言葉を聞いたことがない人は少ないんじゃないかと言うほど、急速に広まった言葉ですが、メタボリックシンドロームとはどんなものなのか詳しく知っていますか?

メタボリックシンドロームとは、腹囲(ウエスト周り)のサイズやその他の検査データを基に診断される病態のことで、ただ単に腹囲のサイズが大きいだけでは当てはまりません。

そして、メタボリックシンドローム自体は大きな病気ではありませんが、血圧・血糖・脂質の値が治療を要するほど高値でなくても動脈硬化(後に詳細記載)が進行しやすい状態であるということであり、生活改善に取り組む必要があります。

そんな生活習慣病になる前に未然に防ごうという考えのもととりいれられた「メタボリックシンドローム」についてこれから詳しく見ていきましょう。

メタボリックシンドロームの診断基準 

内臓脂肪型肥満

まずは、具体的なメタボリックシンドロームの診断基準についてご紹介します。

肥満には「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2種類がありますが、メタボリックシンドロームに関して問題となるのは、内臓脂肪型肥満です。

具体的には、日本の基準では、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上(男女とも内臓脂肪面積 100c㎡以上に相当)であれば、メタボリックシンドロームの疑いがあるとされます。
厚生労働省資料

三大定義

メタボリックシンドロームと診断が下るには、3つの大きな要素があります。それは、高脂血症(脂質異常)、高血糖、高血圧であるかどうかです。

内臓脂肪型肥満(腹囲を計測して判断)であるかどうかを必須項目として、高脂血症(脂質異常)、高血糖、高血圧のうちの2つ以上を合わせて持っている状態であれば、メタボリックシンドロームと診断されます。

また、厚生労働省によると、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上で、3つの要素のうちの1つを併せ持っている場合、メタボリックシンドロームの予備軍であると判断されるそうです。
メタボリック シンドローム – 社団法人 日本臨床衛生検査技師会

厚生労働省資料

中性脂肪/HDLコレステロール値

メタボリックシンドロームの判断に欠かせない高脂血症(脂質異常)であるかどうかの判断の基準になるのが、中性脂肪とHDLコテルテロールの値です。

中性脂肪とは体内にある脂肪の一種で、皮下脂肪のほとんどを占めています。また、血中の中性脂肪の濃度が高ければ、肥満症や脂肪肝になりやすいということになります。

HDLコレステロールとは血液中にあるコレステロールの1種で、善玉コレステロールとも呼ばれており、血管壁に付着したLDLコレステロール(動脈硬化の一因 ともなる悪玉コレステロール)を排除する働きがあります。

これらの数値、中性脂肪 150mg/dL以上 、HDLコレステロール 40mg/dL未満のいずれか、もしくは両方が該当する場合、メタボリックシンドロームの疑いにもなる高脂血症(脂質異常症)であると診断されるようです。
厚生労働省資料

血圧

次に血圧についてですが、最高血圧(収縮期血圧)が130mmHg以上 、最低血圧(拡張期血圧)が85mmHg以上 のいずれか、あるいは両方が該当する場合、メタボリックシンドロームの疑いのある高血圧と診断されます。

血糖値

血糖値とは血液中のブドウ糖の量を示す値のことで、膵臓から分泌するインスリンという成分がは糖の代謝に強い関わりを持っているのですが、インスリンの働きが弱くなっていると、血糖値が高くなります。

メタボリックシンドロームの疑いのある高血糖とは、空腹時の血糖値が 110mg/dL以上の場合を指します。
メタボリック シンドローム – 社団法人 日本臨床衛生検査技師会

メタボリックシンドロームの原因 

なぜメタボリックシンドロームになってしまうんでしょうか。メタボリックシンドロームにならないためにも原因を知ることは、とっても大切です。メタボリックシンドロームになる原因をご紹介しましょう。

食生活の乱れ

メタボリックシンドロームの最大の原因とも言われているのが、食生活の乱れです。現代の忙しい私たちは、朝食を抜いてしまったり、つい早食いやながら食いになったりしてしまいがちです。

食事メニューも、昔に比べると肉類や揚げ物などの高カロリー、高脂質のものが多く、野菜やミネラル不足、塩分過多、カロリーのとりすぎにもなりがちです。

ストレスから食べ過ぎてしまうこともあるでしょうが、あまり良くありません。理想は腹八分目です。

乱れた食生活を続けていると、メタボリックシンドロームの判断基準である高脂血症や高血圧、高血糖になりやすくなってしまいまうんです。

不規則な生活習慣

食生活だけでなく、運動不足や睡眠の乱れなどの不規則な生活習慣もメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を引き起こす大きな原因になってしまいます。

なるべく、同じ時間に寝起きしたり、食事をとったりして体のリズムを規則正しく保つことが大切です。

就寝前の2時間以内に夕食をとることが週に3回以上ある人や間食が多い人、睡眠がしっかりとれていない人などはメタボリックシンドロームになりやすいというデータもあるそうです。

メタボリックシンドロームが招く病気 

メタボリックシンドロームは、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。いったいどんな病気になってしまう可能性があるのか見ていきましょう。

動脈硬化

動脈硬化とは、動脈の血管壁が加齢とともに老化して硬くなるだけでなく、血管の内側にも汚れ(プラーク)がこびりついて血行が悪くなり、血液が詰まりやすくなる状態のことです。

加齢、糖尿病、高血圧、喫煙などさまざまな原因によって症状が進みますが、中でも悪玉コレステロールの影響を強く受けます。

また、動脈硬化は心筋梗塞、狭心症、脳卒中(脳梗塞、脳血栓)、閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤、大動脈解離などさまざまな病気(後に詳しく記載)を引き起こす元となる可能性がかなりあるとされています。

閉経前の女性には少なく、どちらかというと男性に多いと言われる疾患です。
日本動脈硬化学会 一般啓発サイト -動脈硬化の病気を防ぐガイドブック-

糖尿病

糖尿病とは、血液の中のブドウ糖(グルコース)の濃度(血糖値)が高い状態(高血糖状態)が続く病気のことです。治療しないで放っておくと、網膜症、腎症、神経障害などさまざま合併症が起こる危険性が高くなると言われています。

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、日本ではほとんど患者がいないといわれる1型糖尿病の原因ははっきり分かっておらず、ウイルス感染などをきっかけに起こることもあると言われていますが、多くの患者がいる2型糖尿病は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質と、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣、肥満、喫煙、飲酒、ストレス、加齢などさまざまなことが関わっていると言われています。

心筋梗塞

心臓の筋肉に血液を送り込み、酸素と栄養を届ける働きをしているのが心臓を取り巻く冠動脈ですが、動脈硬化が進むと、冠動脈の血液の流れが悪くなってしまい「狭心症」を引き起こします。

さらに、その状態が悪化して完全に血管が詰まってしまった状態になると、「心筋梗塞」と呼ばれます。

完全に血管が詰まってしまうと、その先の心筋の組織に壊死(えし)が起こり、激しい心臓発作を引き起こし、命をおとす危険性があるそうです。

発作が起きてから24時間以内の死亡率が高く、入院治療も必要となるとのこと。発症は命にかかわる危険なので、失神するほどの強烈な痛みに襲われたらすぐ救急車を呼びましょう。
健康の森[日本医師会ホームページ]狭心症・心筋梗塞

脂質異常症

脂質は、細胞膜やホルモンの材料となったり、エネルギーの貯蔵庫になるなど、私たちの体の機能を正常に保つために必要不可欠な働きをしており、通常は、肝臓で作られたり食事からとり込まれたりして、血液中に一定の量が保たれるように調節されています。

しかし、脂質異常症(高脂血症)は、体の中で脂質の流れをうまく調節できなくなったり、食事から体の中に入ってくる脂質の量が多くなりすぎたりして、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が多くなりすぎている状態、あるいはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が少ない状態が続いてしまうという病気です。

脂質異常症を放っておくと、血管の動脈硬化が少しずつ進んでいき、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気を引き起こしかねないそうです。
脂質異常症(高脂血症) 病気の基礎知識|アステラス製薬|なるほど病気ガイド

高尿酸血症

性別、年齢を問わず血清尿酸値(尿検査で判明する)が7.0mg/dlを超えると、「高尿酸血症」と診断されます。

高尿酸血症の状態が長く続くと、血液に溶けきらなかった尿酸が結晶になって関節に沈着してしまい、急性関節炎(痛風)を引き起こすようです。

血清尿酸値の高い人は、メタボリックシンドローム(肥満、脂質異常症、高血糖、高血圧症など)の頻度も高くなるというデータがあるそうです。
高尿酸血症・痛風の食事 | 食事療法のすすめ方 | 東京都病院経営本部

脳卒中

脳卒中とは、脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)の総称のことで、ガン、心臓病に次いで多い、日本人の死因の第3位を占める病気です。

また、寝たきりの老人の約4割、認知症患者の約半数の原因が脳卒中とも言われているそうです。

脳卒中のほとんどは動脈硬化を原因として起こり、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満(メタボリックシンドローム)などの生活習慣病がリスクとなるそうです。

脳卒中の発症の予防、再発の予防には定期的な画像診断(CT、MRI、頸部血管エコーなど)と高血圧、糖尿病、脂質異常症などの改善日常生活指導が重要だと言われています。
脳卒中 | うちむら脳神経外科クリニック

脳出血

脳出血とは、脳の細い血管が切れて、脳の組織の中に直接出血することで、脳内出血とくも膜下出血と呼ばれるものがあります。

出血した血液は固まって、血腫(けっしゅ)と呼ばれ、直接脳の細胞を破壊したり、周囲の脳を圧迫したりして、脳の働きを妨げたり傷つけたりするそうです。

原因は、高血圧あるいは動脈硬化によって、もろくなった血管が裂けることが最も多いと言われており、脳出血と言う場合一般にはこの「高血圧性脳出血」を指すようです。

以前は命の危機にかかわるとされていたようですが、血圧管理のための生活習慣の改善や降圧剤の進歩によって、脳出血による死亡率は減少しているそうです。

ちなみに、若い人の脳出血は脳動静脈奇形(AVM)からの出血が多く、高血圧性脳出血とは全く違った病気だそうです。
脳出血 : 聖マリアンナ医大東横病院脳卒中センター

脳梗塞

脳梗塞とは、脳に梗塞が起きる病気です。梗塞とは、血管のどこかの部分で血液の流れが止まってしまい、必要な血液を行きわたらせられなくなった箇所の細胞が死んでしまうことを言います。

脳の細胞は、他の臓器などとは違ってほとんど再生しないため、脳梗塞で失われた機能は取り戻せないそうです。つまり、命が助かっても、後遺症が残ってしまうんです。

脳梗塞の原因は、心臓にトラブルが起きている場合と、脳の動脈硬化が進行している場合の大きく2つと言われています。

一度発症してしまうと命にかかわり後遺症を残す可能性も高いようなので、動脈硬化を起こさず、脳梗塞にならないようにするのが一番ですね。
脳梗塞 | 生活習慣病 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

メタボリックシンドロームの予防と対策

メタボリックシンドロームになるとさまざまな病気が引き起こされるかもしれないなんて、怖いですよね。だから、ならないようにしっかり予防と対策を立てましょう。

具体的にどうしたら良いのか、これからご紹介します。

必要以上に食べない

ストレスが溜まったり、なんとなく口さみしくなった時についつい食べてしまう・・なんてことありますよね。満腹になるまで食べないと気が済まないなんて人もいますよね。

でも、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病にならないためにも、改善するためにも、お腹が空いてもいないのに食べるのは良くありません。

周りの人と合わせるためにお腹いっぱいでも食べることも、上司の誘いを断れず食べることも、お子さんが残したものをもったいないから食べてしまうこともあるでしょうが、なるべく必要以上に食べないように気をつけることが大切です。

周囲との調和のために難しい時もありますが、お子さんの食べ残しなどなら、翌日リメイクしても良いですよね。

1日に必要なカロリーとエネルギーを知る

食べる量に注意することは大切ですが、それより大切なのが摂取カロリーです。たとえ少量しか食べていなくても、カロリーが高いものばかり食べていては、カロリーオーバーになり、脂肪として余剰分が蓄積されていってしまいます。

自分に必要なカロリーがどれくらいなのかを知り、それをあまり超えないようにコントロールすることが大切ですよ。

ちなみに1日に必要なカロリーは、性別や骨格はもちろん、仕事内容や運動強度によってもことなりますが、だいたいの目安は適正体重から求められます。

適正体重の求め方は、身長(m)×身長×22。例えば身長160cmの人なら1.6×1.6×22=56kgがその人の適正体重となります。

適正カロリーは適正体重に30~35kcalを掛けたもの。 例えば、適正体重が56kgの人なら56×35=1680~1960kcalとなります。デスクワークの多い職業の人なら25~30kcal、労働量の多い職業の人であれば35~40kcalを目安にすると良いそうです。

運動する

メタボリックシンドロームの判断基準である内臓脂肪を減らすのに最も有効なことは運動することだと言われています。

運動には、有酸素運動と無酸素運動がありますが、メタボリックシンドロームの改善や予防にはウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動が有効と言われています。

体内に酸素を十分取り込める強度(会話が出来るくらい)で15分以上続ければ、体の酸素消費量が増え、血糖だけでなく脂肪もエネルギー源として使われ、数値の改善や減量に効果が期待できるそうです。

運動習慣がない人や苦手意識のある人は、エレベーターより階段を使って移動したり、買い物や散歩などの時間を長めにとったり、少しずつ続けられそうなことをすると良いでしょう。

大切なことは、少しずつでも、なるべく毎日続けて行うことです。血圧や体脂肪率などを自分でも測定しながら運動を続けるのも、効果が目に見えて良いかもしれませんね。

ただし、メタボリックシンドロームと診断されていたり、すでに血圧や血糖値などが高い場合などは、いきなり運動を始めると、かえって体に負荷がかかり危険なこともあるので、必ず医師に相談してから始めるようにしてくださいね。

禁煙する

日本たばこ産業株式会社の「2013年全国たばこ喫煙率調査」によると、平成25年の成人日本人の喫煙率は男性32.2%、女性10.5%。男性の喫煙率は平成5年59.8%に比べると約半減しているとはいえ、3人に1人は喫煙者で、諸外国と比べると高い割合だといわれています。

喫煙は「百害あって一利なし」と言われるほど健康に良くないと言われていますが、タバコを吸うことがメタボリックシンドロームの発症のリスクを高めることも分かっています。

それも喫煙本数が多いほどメタボリックシンドローム発症のリスクが高く、1日に31本以上吸っている人は、たばこを吸わない人と比べると発症リスクが約1.6倍になるとの研究報告もあるそうです。

メタボリックシンドロームの原因として、過食や運動不足が頭に浮かびやすいですが、喫煙は動脈硬化を進行させる大きな要因であり、脂質や糖の代謝に悪影響を及ぼして中性脂肪や血糖を増やし、HDLコレステロールを減らす作用をもたらすと言われています。

ガンなどの他の病気にならないためにも、メタボリックシンドロームにならないためにも、あるいは改善するためにも、禁煙しましょう!
喫煙者は、生活習慣病のリスクが高い|協会けんぽ 健康サポート

飲酒はほどほどにする

お酒を飲むこと自体は喫煙とは違い必ずしも悪いことではありませんが、飲み過ぎには要注意です!具体的に言うと、1日1合までのアルコールの摂取(飲酒)は問題がなく、むしろ体に良い影響があると言われています。

詳しく言うと、それには、メタボリックシンドロームの治療の鍵ともなるホルモン「アディポネクチン」というホルモンが関わっています。

アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌されているホルモンで、糖尿病になりにくい体にしてくれたり、脂肪を燃焼させたり、血栓や動脈硬化を予防したりする作用があると考えられているそうですが、1日1合までのアルコールならアディポネクチンを増やすといわれています。

ただし、それ以上の摂取はアディポネクチンの減少になりますし、お酒分のカロリーやおつまみの摂取、アルコールによる食欲の増大などで、カロリーオーバーになる恐れもあるので、飲酒量には注意してくださいね。
内科・消化器内科・内視鏡検査 広島市安芸区船越 たにクリニック|メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームの治療 

メタボリックシンドロームの治療には大きく3つの治療方法があります。それらがどんな治療法なのか見ていきましょう。

食事療法

メタボリックシンドロームの要因にもなり得る肥満は、摂取カロリーが消費カロリーより多いことが原因で起こります。なので、メタボリックシンドロームを改善するためには、まず食事からの摂取カロリーを見直さなければなりません。

まずは自分の適正エネルギー(1日に必要なカロリーの欄に記載)を知り、オーバーしているなら摂取カロリーを減らすようにします。

また、血圧が高めなら、塩分を控えめにして野菜や海藻類を多くとったり、血糖値が高めなら、全体のカロリーを抑え間食や甘いものを控えたり、コレステロール値が高めなら、コレステロールの多い食品を食べすぎないようにするなど、それぞれの症状に合わせた食事をするようにしましょう。

具体的には、食生活の欧米化で乳製品や肉類など動物性脂肪が多い食事に変化しましたが、元々の日本食は肉や脂肪の少が少なく、魚や野菜などがバランスよくとれ、不飽和脂肪酸(摂取する方が良い油)や大豆などの植物性たんぱく質も十分にとることができていたので、そのような食事を基本とする食事内容に変更します。

糖分と油分を控えタンパク質をしっかり摂る低カロリー高たんぱくメニューが基本です。

また、一口ごとによく噛んで食べることも大切です。よく噛めば満腹中枢も刺激され、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。

運動療法

食事と同じくらいメタボリックシンドロームの改善に大切だと言われているのが運動です。メタボリックシンドロームに関係する内臓脂肪は、運動することでエネルギーとして消費されやすく、内臓脂肪と皮下脂肪が運動で燃焼して減少する割合は4(内臓脂肪):3(皮下脂肪)とされています。

内臓脂肪が蓄積しやすい人は、運動習慣のない人が多というデータもあり、内臓脂肪をたまりにくくするためには、日常的な運動習慣を身につけることが欠かせません。

特にウォーキングやサイクリングなどの脂肪燃焼効果の高い有酸素運動で脂肪を燃焼させて体重を減らすのが良いそうです。

運動には、筋肉維持や高血圧、高脂血症などを改善する効果もあり、血管の柔軟性も上がると言われています。つまり、動脈硬化を防ぐ効果も期待できるんです。

気分がすっきりするという精神的な効果もあることでしょう。 予防のためにも治療にも運動は大切ですね。
[93] メタボリックシンドローム その対処法 | 肥満・糖尿病 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

薬物療法

メタボリックシンドロームの治療のベースは食事療法と運動療法と言われていますが、薬物療法が行われる場合もあります。

それは、充分な検査を行った上で、食事療法や運動療法などの生活習慣の改善をしても効果が得られないなどの条件が必要となった場合です。

生活習慣を改善しても血圧が下がらないようであれば、薬を使って適正値とされる降圧目標値までしっかり下げる必要があるそうです。

また、降圧目標値脂質代謝異常の高脂血症治療薬の場合は、その作用機序などからいくつかのグループに分けられた薬を、医師が高脂血症のタイプと患者さんの状態により、どの薬を投与するかを決めて処方されるそうです。

まとめ 

いかがでしたか?日々の乱れた生活の積み重ねで引き起こされてしまうメタボリックシンドローム。大きな病気を招く危険性もあるので、怖いですよね。

でも、生活習慣に気をつけていれば十分防ぐことが出来るそうです。一番大切なのは食生活と運動習慣の改善。規則正しくバランスのとれた食事や睡眠、適度な運動(特に内臓脂肪燃焼効果が高いとされる有酸素運動)を心がけましょう。

それでも、どうしても自分ではうまく結果が出せないと悩んだら、ダイエット外来などを受診するのもおすすめですよ。専門知識のある人が、あなたに合ったダイエット方法をアドバイスしてくれるでしょう。

大きな病気になったり、取り返しのつかないことにならないためにも、日ごろから気をつけて健やかな生活を送りたいですね。