ヨーグルトを食べるのは何時ですか?と質問したとしたら、多くの人が朝と答えると思います。それ程ヨーグルトは朝食として広く認知されています。しかしなんと夜寝る前にヨーグルトを食べたら、ダイエットに効果的だという話があります。ちょっとびっくりですよね。そこでこの「寝る前ヨーグルトダイエット」について、詳しくご紹介いたしましょう。

ヨーグルトはどうやって作るの?

牛乳などに乳酸菌を入れて発酵させた食品

ヨーグルトは現代人にとっては、とても馴染みのある食べ物です。発酵食品であることから、味噌などと同じように健康食品として親しまれています。

牛乳と乳酸菌とで作られるこのヨーグルトですが、日本でも古くから馴染みのある食べ物なのです。万葉時代の昔は「醍醐」と呼ばれて大変貴重なものでした。

醍醐味という言葉は、この醍醐から来ていて、いかにヨーグルトが貴重で大切にされてきたかよくわかりますね。この醍醐はお釈迦様ともご縁が深い食べ物です。

このように古代から、その貴重さゆえに滋養強壮に良く効くお薬として、大切にされてきましたが、一時は歴史の中に埋没してしまいます。

今のような形で、ヨーグルトが市民権を得たのは、第二次世界大戦後のことです。最初の頃は、その酸味で、なかなか普及していなかったのですが、TVドラマなどで海外の食べものとして認知され、やがて今のように普及してきました。

ヨーグルトの歴史は、古いともいえますし、最近になってからともいえます。実に面白い歴史の変転を辿ったようです。

ヨーグルトの効果は腸内を整える

ヨーグルトの効果といえば、真っ先に思い浮かぶのは、乳酸菌ですね。この乳酸菌が腸内環境を整えることは、既に常識となってしまっています。

腸内の細菌には2種類あって、身体に悪い影響を与える菌を悪玉菌、良い影響を与える菌を善玉菌といいます。とてもわかりやすいネーミングです。そして我らが乳酸菌は、この善玉菌を増やす正義の味方という訳です。

腸内に善玉菌が増えると、良い事が一杯あります。便通がよくなりますし、美肌効果まで期待できます。何よりも善玉菌が増えた、良い環境の大腸だと大腸がんのリスクも減ります。このような効果を積極的に推進することによって、痩せやすい身体を作ることができるかもしれません。

寝る前のヨーグルトの効果とは?

寝る前にヨーグルトは合理的

ヨーグルトを寝る前に食べるとダイエット効果が期待できる!こんな話が今大評判になっています。もともとヨーグルトはカロリーが低くて、たんぱく質が豊富なうえに、整腸作用もあるから、ダイエットの強い味方ではありました。

とはいえ、ダイエットで使うときは、間食の代わりに食べて空腹を紛らわしたり、朝食に食べてカロリー制限に役立てたり、という使いかたが主流でした。

夕食後にわざわざヨーグルトを食べることのメリットとは、どういうものでしょうか?それは先ずは胃酸との関係性です。ヨーグルト菌が大腸に届く為には、胃酸が弱い方が良いわけです。夕食の後なら食事で胃酸をたっぷりと使ってしまいますから、ヨーグルトが大腸に届きやすいというメリットがあります。

そしてもう一つは、大腸が活躍する時間が、夜中だということです。夜中が一番大腸が活発に活躍するなら、夕食後に食べたほうが、合理的という訳です。それに朝スッキリとスタートできるメリットまであります。

ヨーグルトを食べるタイミングについて

それでは効率的に乳酸菌の力を利用したい場合は、どのタイミングでヨーグルトを摂取した方が良いでしょうか?どうせ食べるなら、最も効果的なタイミングを狙いたいものです。実は腸内活動が活発化するのは、夜の10時からと言われています。

と言う事は、遅くとも10時より前にヨーグルトを食べないといけないことがわかりました。しかし大腸に届くまでには、消化のために時間が必要です。これには、おおよそ3時間ほどかかります。

そうするとヨーグルトを食べるベストタイムは、午後7時です。この時間までに夕食を食べ終わっていないといけません。だとしたら夕食を、午後6時以降に食べて、ヨーグルトを7時に食べる。というのが一番よいことになります。

効果的な寝る前ヨーグルトダイエット法

ダイエット効果を高めるなら、ヨーグルトは温めよう!

「寝る前ヨーグルトダイエット」をもっと効果的に行いたいなら、ヨーグルトを温めましょう。温かい食べ物は冷たい食べ物よりも、代謝がアップします。だとしたらダイエット狙いなら温めるほうが効果的です。

しかも温めたヨーグルトのほうが、大腸に届く乳酸菌が多くなりますし、カルシュウムの吸収率アップも狙えます。カルシュウムは脂肪排出作用があるので、ダイエットの味方になります。温めるという発想の転換は、メリットが多いようです。

ただし温める方法で、少し注意が必要なことがあります。それはヨーグルトは実は熱に弱いという点です。ですから、温める時には、人間の体温に近い37度位の温度にしておきましょう。

ヨーグルトにプラスして効果アップ!

「寝る前ヨーグルトダイエット」を効果的に行うにはプレーンヨーグルトを食べた方がいい、と上でご紹介しましたが、甘さのないヨーグルトを毎日200g食べ続ける、というのはなかなか難しいですよね。こちらでは、ヨーグルトに甘味をプラスして更に効果アップが狙えるものをご紹介します。

●はちみつ●
はちみつは糖分が多いからダイエットに不向きだと考えていませんか。ところがハチミツの栄養素にはダイエットにお得な成分が、たっぷり含まれています。美肌成分に有効なビタミンだけではなく、成長ホルモン促進作用だってあります。こんな万能栄養素を使わない手はありません。

●バナナ●
バナナダイエットというダイエット法が編み出されるぐらい、バナナとダイエットの相性は抜群です。食物繊維が余分なものの排出を助けてくれますし、生の酵素もたっぷりなので、身体も活性化されます。

オリゴ糖は腸の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすので、乳酸菌とダブルの効果で腸内環境を整え、便秘改善やダイエットに役立つと言われています。

ホットヨーグルトのつくり方

●つくり方●
1.耐熱容器にヨーグルトを入れます。

2.ヨーグルトの分離を防止するため、水を大さじ1杯ほど加えます。

3.お好みではちみつやオリゴ糖、バナナを入れましょう。

4.電子レンジ(500W)で40秒~1分加熱すれば、できあがりです。

ダイエット効果の高い乳酸菌とは?

乳酸菌の種類は大変多く、各メーカーごとに様々な乳酸菌のを利用して、ヨーグルトの個性化や差別化を図っています。そこで代表的なヨーグルトの効果を見てみましょう。

ダイエット効果をかかげているのは、メグミルク ナチュレ恵(ガセリ菌SP株・ビフィズス菌SP株)です。このメーカの実験では、脂肪減少効果が証明されています。

フジッコ カスピ海ヨーグルト(クレモリス菌・アセトバクター菌)では、血糖値の上昇を緩やかにする効果がありました。これもダイエットの味方ですよね。

ダイエットではありませんが、明治プロビオヨーグルト(LG21)はピロリ菌を減らすので、胃潰瘍に効果的です。ヨーグルトの効能を知って、自分に適したヨーグルトを選べれば良いですね。

寝る前ヨーグルトダイエットの注意点とは?

ヨーグルトを食べることで、痩せられる訳じゃない

これさえ食べれば痩せられる!そんな夢のような食品は存在していません。この「夜寝る前ヨーグルトでダイエット」も同じことがいえます。

このダイエットも目的は、あくまでも痩せやすい身体作りと、腸内細菌を整えるための、効果的なヨーグルト摂取方法です。この方法を使うことで、整腸作用や美肌効果、そしてよりスッキリとした身体作りを目指していきたいものです。

もっと効果的に痩せたいなら、運動と適切な食事管理は、車の両輪といえます。その適切な管理の上で、腸内が正常に働くようにするというダイエット効果を期待するならば、それはきっと満足いく結果になる事でしょう。

食べ過ぎに注意しよう!

ヨーグルトのカロリーは多少の差はあるものの、プレーンであれば100gあたり大体62kcalで、「寝る前ヨーグルトダイエット」はこれを毎日200g、つまり124kcal摂ることになる訳ですから、けして低カロリーとは言えないかと思います。

更にこれは夕食後の寝る2~3時間前までに食べる訳で、夕食をたっぷり食べた後であればカロリーオーバーになりますし、プレーンヨーグルトであってもはちみつやバナナなどをたくさん入れてしまうと、高カロリーになってしまいますよね。

特にダイエット目的で食べるのであれば、やはりできるだけプレーンヨーグルトのままで、はちみつなどを入れるなら控えめに、更にヨーグルトのカロリーを考えて、夕食を減らすなどの調整が必要とのことです。

また便秘解消、ダイエットのためには、1日に200~300gの乳酸菌が必要と言われていますが、それはヨーグルトのみで摂取するのではなく、例えばキムチやザーサイ、ザワークラフト、ピクルス、漬物、ナチュラルチーズなど、他に乳酸菌を含む食品から摂取することも大切だと言われています。

合わない人は、下痢になる可能性も!

「寝る前ヨーグルトダイエット」で「便秘が解消された!」とよく聞きますが、「下痢になった」という声も聞きます。

これは乳酸菌にも種類があり、人によって合う菌と合わない菌があるからで、個人差の問題だと言われています。また元々胃腸が弱い方や、体調が悪い場合にヨーグルトを食べると、乳酸菌によって胃酸の働きが弱まり、胃もたれや下痢を起こすことがあるようです。

自分に合うか合わないかは、食べてみないとわからないので、まずは同じヨーグルトを5~7日間食べ続けて、効果が感じられなかったり、お腹が張る、下痢をするなどの症状が見られたら、種類を変えるべきだと言われています。

定期的にヨーグルトの乳酸菌の種類を変えよう!

「寝る前ヨーグルトダイエット」を効果的に行うなら、定期的にヨーグルトの乳酸菌の種類を変えることが勧められています。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌は様々で、その数は30種類以上と言われていますが、実は同じヨーグルトを食べ続けていると、乳酸菌の効果が薄れてくるそうです。そのため6~7日を目安に乳酸菌の種類を変えると、それが刺激となって整腸効果が促されると言われています。

ただこれは上でご紹介したように、個人差があるので、自分に合った乳酸菌を見つけて、効果が感じられる間は、同じヨーグルトを食べ続けた方がいいという意見もあります。「定期的にヨーグルトの乳酸菌の種類を変える」というのは、あくまで続けてきたヨーグルトの効果が感じられなくなった場合の、選択肢のひとつだと言われています。

ヨーグルトにはこんな効果も?

ヨーグルト歯磨きで口臭が消える?

ヨーグルトで歯を磨くと、歯周病や口臭予防になると聞いたことはありませんか?実はヨーグルトに含まれる乳酸菌が歯周病菌を退治する、ということは研究結果でわかっているそうで、またあるテレビでもプレーンヨーグルトを歯磨き粉代わりに歯ブラシにつけてブラッシングすると、口の中に無数にいた雑菌が、ほぼ無菌状態になる様子が放映されたようです。

歯周病は日本人の約70%が感染すると言われるほどの国民病ですし、口臭に悩まされている方も多いですから、ヨーグルトでそれらの悩みが解決するなら嬉しいですよね。

その方法も歯磨き粉代わりに使う以外に、就寝前いつも通り歯磨きをしたあとに、プレーンヨーグルトを口に含んで、奥まで行き渡らせたあとに口をゆすいで、そのまま寝る、といったようにとても簡単なので、習慣化しやすい方法だと言われています。

ただこのヨーグルト歯磨きについては、歯周病菌や口臭予防に効果があったとしても、虫歯になる可能性があるようです。虫歯ができるのは歯垢などに溜まった虫歯菌の出す酸によって、歯が溶けてしまうからで、歯のエナメル質は酸性に非常に弱く、乳酸菌でも虫歯菌と同じことが起こる可能性があると言われています。

筋トレにヨーグルト?

筋トレ直後30分以内は、栄養補給のゴールデンタイムと呼ばれ、筋肉をつけるためにはこの時間に吸収速度の高い、ホエイたんぱく質をとることが勧められています。

そのホエイたんぱく質が、ヨーグルトの上に溜まる透明な液体に豊富に含まれているそうです。そのため筋トレ直後の栄養補給食品として、ヨーグルトを利用している方も多いと聞きます。

また就寝30分前もゴールデンタイムと呼ばれ、筋肉をつくるためにこの時間にヨーグルトを食べる方も多いそうです。これは睡眠後30分~1時間後に分泌される、成長ホルモンにタイミングを合わせるためで、この時間に食べるなら吸収速度の高いホエイたんぱく質ではなく、ホエイの除去されたギリシャヨーグルトなどを食べることが勧められています。

まとめ

便秘解消、ダイエットにヨーグルトを役立てよう!

いかがでしたか?
「寝る前ヨーグルトダイエット」は腸内環境を整えることで下痢の防止や便秘の解消になり、それがダイエットに繋がるため、健康的なダイエット法だと言われています。

ただヨーグルトに含まれている乳酸菌には種類があるため、人によっては合わないものがあり、胃もたれや下痢を引き起こすことがあるようです。そのため特に胃腸が弱い方や、体調が悪い時などは注意が必要だと言われています。

自分に合った乳酸菌を見つけて、便秘解消やダイエットに役立てるようにしましょう。